端末・運用 · 24

法人利用のiPhoneとAndroid比較|管理面の違い

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法人利用のiPhoneとAndroidの管理面の比較図。iPhoneはApple Businessとデバイス管理サービス、購入経路での自動登録、Apple Configuratorでの後から登録、管理対象のApple Accountで分離。AndroidはAndroid EnterpriseとEMM、ゼロタッチ登録、QRコードやNFCでの登録、仕事用プロファイルで分離。手動で追加したiPhoneは渡した後30日間は登録を外せる猶予期間がある。機種を絞るならiPhone、耐久・低価格機が必要ならAndroidが合わせやすい。
1枚でわかる法人利用のiPhoneとAndroid比較(出典:Apple Business ユーザガイド、Google for Developers(ゼロタッチ登録の概要)、確認日 2026-10-14)

iPhoneとAndroidのどちらが良いかは、端末の価格や好みよりも、会社がどう管理するかで判断すると決めやすくなります。両者の管理の仕組みを公式情報で並べます。

確認日:2026年10月14日(出典は末尾)

管理の仕組みの違い

項目iPhoneAndroid
会社で管理する仕組みApple Business(旧Apple Business Managerなどを統合したポータル)とデバイス管理サービスAndroid EnterpriseとEMM(MDM)
買ってすぐ管理下に置く方法Appleや正規販売店・携帯電話会社から購入し、番号をひも付けると自動で登録ゼロタッチ登録(販売パートナーが端末を会社のアカウントに割り当て)
手元の端末を後から登録Apple Configuratorで手動追加QRコード、NFC、EMMトークンなど
私物端末との分離管理対象のApple Accountや登録方式の選択仕事用プロファイル
アップデート情報Appleのセキュリティリリースの一覧で対象機種と公開日を確認メーカーごとに提供期間を公表(Pixelは公式に年数を記載)

表はAppleのApple Businessユーザガイド、GoogleのAndroid Enterpriseとゼロタッチ登録の公式ページの記載をもとにしています。

iPhoneの特徴

Appleの案内では、Apple Businessに追加した端末をデバイス管理サービスに割り当てておくと、箱から出して起動した時点で管理設定が適用されます。Apple Configuratorで手動追加した端末は、ユーザーに渡した後30日間は登録を外せる猶予期間があるとされ、確実に管理したい場合は購入経路から登録する方が向いています。機種がAppleの製品に限られるため、端末の種類を絞りやすいのも特徴です。

Androidの特徴

Androidは複数のメーカーの端末から選べるため、耐久モデルや低価格のモデルなど、職種に合わせた機種を選びやすくなります。一方で、アップデートの提供期間はメーカーや機種ごとに違います。Googleの「Android Enterprise Recommended」の要件では、Android 12以降の端末についてメーカーにセキュリティアップデートの保証期間の終了年月の公表を求めており、機種選びの手がかりになります。

私物端末を業務にも使う場合、Androidの仕事用プロファイルでは、仕事用のアプリとデータを個人用と分け、個人用のアプリやデータ、使用状況は組織に公開されないとGoogleは説明しています。

混在させる場合の注意

部署ごとにiPhoneとAndroidを分けることもできますが、MDMの設定、操作説明、予備機、修理の窓口がそれぞれ必要になります。混在させるなら、MDMが両方のOSに対応しているか、設定項目に差がないかを先に確認しておきます。

選ぶときの判断の目安

  • 端末の種類を少なくして管理と説明を単純にしたい → 機種が限られるiPhoneが合わせやすい
  • 耐久性の高い端末や価格を抑えた端末が必要な職種がある → 選択肢の多いAndroidが合わせやすい
  • 私物端末の業務利用が多い → 仕事用プロファイルなど分離の仕組みを確認する
  • すでに使っている業務アプリやMDMがある → 対応OSと設定項目を先に確認する

どちらを選んでも、購入経路を自動登録に対応させ、アップデートの期間を台帳で管理するという運用の基本は同じです。

迷う場合は、両方のOSを数台ずつ試験運用に使い、管理画面での設定のしやすさと社員の使い勝手を比べてから決める方法もあります。

決めた方針は、次の入れ替えまでの数年間続く前提で、管理の担当者が無理なく運用できるかという観点で最終判断します。

相談先・申込先の選び方

どちらのOSでも、購入経路によって初期登録の手間が変わります。見積もりを取る際は、Apple Businessやゼロタッチ登録に対応した販売店か、初期設定の代行が含まれるか、MDMの月額が1台いくらかを確認してください。機種選びの観点は法人スマホ端末の選び方にまとめています。

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出典(2026年10月14日確認)

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