ビジネスフォンで外線を内線に転送するには?
外線を内線の相手へ回すには、通話中に保留ボタンを押して相手に声をかける方法と、転送ボタンを押して相手の内線番号を呼ぶ方法があります。近くの席の人へ回すなら保留して声をかけ、離れた席や別の階の人へ回すなら転送ボタンと内線番号を使います。
岩通の電話機 IX-24KTDXW の操作マニュアルでは、近くの人へ回す「保留転送」は、通話中に保留を押し、「○○さん××番に電話です」と呼びかけ、呼ばれた人が該当する外線ボタンを押して話す流れです。特定の内線番号へ回す操作は、通話中に転送ボタンを押して転送先の内線番号をダイヤルし、つながったら用件を伝えて受話器を戻します。
NTT東日本の転送のコラム(2026年2月18日更新)は、同じ主装置につながる電話機どうしの内線転送には通話料がかからないと説明しています。社内で取り次ぐ電話は、社外の携帯へ回すより先に内線で回せないかを考えると、通話料を抑えられます。
受けた外線を社外の携帯へ転送するには?
受けた外線を社外の携帯電話へ回すには、通話中に保留し、転送先の電話番号をダイヤルして相手が出たら用件を伝え、転送の操作で2つの通話をつなぎます。この場合、会社から転送先までの通話料がかかります。
OKIの多機能電話機 MKT/ARC-18DKHF・30DKHF の操作早見表では、外線への転送は、保留を押してから転送先の電話番号へかけ、相手が応答したら用件を伝えてつなぐ流れです。外線をとるボタンと最後に押すボタンは、取扱説明書で確認してください。NTT東日本の転送のコラムも、いったん応答して保留にし、担当者の番号へ発信して転送したい旨を伝えてから接続ボタンを押す流れを紹介しています。
すべての機種で同じ操作ができるとは限りません。岩通 IX-24KTDXW の操作マニュアルには社外への転送の手順がなく、その他の事項は主装置に添付された取扱説明書を参照するよう書かれています。社外への転送を使う予定がある会社は、主装置の取扱説明書で外線から外線への転送ができる設定になっているかを確かめてください。
転送の操作はメーカーで違う?
転送の操作はメーカーと機種で違います。NTT東日本の転送のコラムも、ボタン名や操作の手順はメーカーごとに異なるため、導入時に操作マニュアルで確認するよう案内しています。下の表は、各メーカーが公開している取扱説明書に書かれた手順を並べたものです(2026年10月21日確認)。
| 機種(取扱説明書) | 内線へ回す | 社外の電話へ回す | 転送先が出ないとき |
|---|---|---|---|
| 岩通 IX-24KTDXW(操作マニュアル) | 通話中に[転送]→内線番号→つながったら伝えて受話器を戻す | 手順の記載なし(主装置の取扱説明書を参照) | [転送]をもう一度押すと保留した外線に戻る |
| OKI MKT/ARC-18DKHF・30DKHF(操作早見表) | 保留→内線番号→応答したら伝えて[フラッシュ] | 保留→外線をとって電話番号→応答したら伝えてつなぐ(押すボタンは取扱説明書で確認) | 点滅しているボタンを押して戻る(ボタン名は取扱説明書で確認) |
| 日立 HI-D-TEL(NETTOWER CX9000の取扱説明書) | 転送ボタン→内線番号→伝えて受話器を戻す(詳しい手順は取扱説明書で確認) | 手順の記載なし | 転送ボタンをもう一度押すと待たせている相手に戻る(取扱説明書で確認) |
内線へ回す操作でも、OKIの早見表のように保留から始めて最後にフラッシュを押してつなぐ機種と、岩通や日立のように転送ボタンを押して最後に受話器を戻すとつながる機種があります。会社で電話機を新しくしたときや、ほかの会社から移ってきた社員がいるときは、自社の機種の手順を1枚にまとめて電話機の近くに置いておくと、取り次ぎの失敗を減らせます。
転送先が出ないときはどうする?
転送先が話し中や不在で出ないときは、保留している外線の相手に戻って、折り返しの連絡先を聞くか、別の人へ回します。戻る操作も機種で違い、岩通 IX-24KTDXW と日立 HI-D-TEL は転送ボタンをもう一度押し、OKIの早見表では点滅しているボタンを押します(押すボタンは取扱説明書で確認)。
戻らずに受話器を置くと、相手を長く待たせたり、通話が切れたりすることがあります。転送先を呼び出しているあいだも、外線の相手は保留音を聞いて待っていることを前提に、呼び出しは長くても数回で切り上げ、戻って事情を伝える運用にしておくと、相手に与える印象が悪くなりにくくなります。
席を外すときに自分あての電話を別の電話機へ回すには?
席を外すあいだの電話を別の電話機で受けたいときは、不在転送を設定します。不在転送は通話中の操作ではなく、受話器を上げてボタンと転送先を登録しておく機能です。
岩通 IX-24KTDXW の操作マニュアルでは、内線に接続し、[不在転送]ボタンを押して転送先の内線番号をダイヤルし、確認音が鳴れば設定完了で、転送元のディスプレイに不在転送中と表示されます。日立 HI-D-TEL の取扱説明書(可変不在転送)では、受話器を上げてボタンを押し、行先の内線番号を登録する流れです。押すボタンと解除の方法は、手元の取扱説明書で確認してください。OKIの早見表には、不在転送の転送先の種類として内線のほかに外線を選ぶ設定もあります。
相談先・申込先の選び方
転送ボタンがない、社外への転送ができないといった場合は、主装置の設定を変える必要があるため、ビジネスフォンを設置した販売店か保守業者に相談します。主装置ではなく電話回線のサービスで社外へ自動転送したい場合は、固定電話の契約先が転送サービスの窓口です。在宅勤務の社員へ回す方法を比べたい場合はテレワークで会社の電話を転送する方法、会社名義の携帯の通話料を考える場合は法人携帯の通話オプション比較を参考にしてください。
よくある質問
転送すると通話料はだれが払う?
NTT東日本の転送のコラムでは、内線転送には通話料がかからず、外線への転送には通話料が発生するとされています。電話回線の転送サービスを使う場合は、月額使用料に加えて、転送元の番号に転送先までの通話料がかかります。
電話機に[不在転送]のボタンが見当たらない場合は?
岩通 IX-24KTDXW の操作マニュアルでは、[不在転送]ボタンはフレキシブルボタンとして登録するもので、取付け時に設定されているとされています。ボタンがない場合は、販売店や保守業者にボタンの登録を依頼できるかを確認してください。
出典(2026年10月21日確認)
- NTT東日本 法人向けコラム「会社の固定電話への外線着信を転送する3つのやり方」(2026年2月18日更新)
- 岩通「電話帳付ボタン電話機 IX-24KTDXW 操作マニュアル」PDF
- 岩通「電話帳付ボタン電話機 IX-24KTDXE 取扱説明書」PDF
- OKI「操作早見表 多機能電話機 MKT/ARC-18DKHF・MKT/ARC-30DKHF」PDF
- 日立「多機能電話機 HI-D-TEL の使い方」(NETTOWER CX9000)PDF
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同じ前提で比べると、違いを確かめやすいよ。