クラウドPBXの料金はいくら?
クラウドPBXの月額は、2026年10月21日時点の各社公式表示で、1人あたり数百円から、席単位で1万円を超えるものまで幅があります。金額の差は、通話録音や問い合わせ窓口向けの機能(着信の振り分け、待ち呼の管理など)が料金に含まれるか、外線や回線が別契約かによって生まれます。
| サービス(公式表示) | 課金単位 | 月額の例 | 初期費用の例 | 税の表示 |
|---|---|---|---|---|
| NTTドコモビジネス Arcstar Smart PBX | 契約+ID | 契約基本料5,000円(税込5,500円)、ID 500円(税込550円) | 新設工事費14,000円(税込15,400円) | 税抜・税込を併記 |
| NTT東日本 ひかりクラウドPBX | IDパック | 10IDパック11,000円、20IDパック20,900円、30IDパック27,500円、追加ID 660円 | 新設工事費16,500円(代行設定あり)/14,300円(なし) | 税込 |
| Dialpad(Dialpad Connect) | ユーザー | Standard 1,000円、Pro 1,500円、Enterprise 2,000円 | 料金ページに記載なし | 料金ページで確認できず |
| BIZTEL | 席またはプラン | 座席課金15,000円/席、ライト81,000円 | 座席課金50,000円/席、ライト200,000円 | 税抜 |
表の金額は各社の料金ページの表示をそのまま写したもので、比較のための順位ではありません。BIZTELはコールセンター向けの機能を含む料金体系で、代表番号と内線を中心に使うサービスとは料金に含まれる範囲が違います。
各社の料金表はどこを見ればいい?
クラウドPBXの料金表で最初に見るのは課金単位です。Arcstar Smart PBXは1契約の基本料に内線番号ごとのIDを足す形、ひかりクラウドPBXは10ID・20ID・30IDのパックに追加IDを足す形、Dialpadはユーザーごとの月額、BIZTELは席ごとまたは同時通話数とアカウント数を決めたプランで、同じ「10人」でも計算の式が変わります。
次に見るのは税の表示です。2026年10月21日に確認した料金ページでは、ひかりクラウドPBXは税込、BIZTELは税抜、Arcstar Smart PBXは税抜と税込の併記でした。税抜の金額と税込の金額を並べると1割の差が生じるため、比較表では片方にそろえます。
3つ目は同時通話の数(チャネル)です。Arcstar Smart PBXは50IDごとに10チャネルが付き、10チャネル追加は月額5,500円(税込)です。ひかりクラウドPBXのIDパックには全体チャネルが含まれ(10IDパックは110チャネル)、10チャネルごとの追加は5,500円(税込)と案内されています。外線の同時通話は、別に契約する外線サービスのチャネル数でも決まります。
10人で使うと月額はいくらになる?
スマートフォン10台を内線にする場合、Arcstar Smart PBXの公式単価で計算すると、契約基本料5,500円+ID 550円×10=11,000円に、外線のArcstar IP Voice基本料金638円(1番号・1チャネル、税込)を足して月額11,638円です。通話料、ユニバーサルサービス料、スマートフォンの回線料と端末代は含みません。
Arcstar Smart PBXの料金ページには、スマホ10台で利用する場合の料金例として初期費用24,420円、月額13,486円(税込)も載っています。料金例の内訳は、外線0ABJ番号2番号・着信グループ2番号の前提で、ID 12個(6,600円)、外線の追加チャネル1本(638円)、追加番号1番号(110円)を含みます。当サイトの単純な計算との差1,848円はこの前提の違いによるもので、自社の条件の金額は見積もりで確かめます。
ひかりクラウドPBXで10人が使う場合は、10IDパックの月額11,000円(税込)に、フレッツ 光ネクスト、固定IPアドレスのプロバイダ、ひかり電話オフィスA(エース)またはオフィスタイプの月額が加わります。固定のIP電話機を使うなら、レンタルIP電話機935円/台とLAN給電装置の月額も必要です。
| 10人の計算に入れる項目 | Arcstar Smart PBX(税込) | ひかりクラウドPBX(税込) |
|---|---|---|
| PBXの月額 | 5,500円+550円×10=11,000円 | 10IDパック11,000円 |
| 外線 | Arcstar IP Voice 638円(1番号・1チャネル) | ひかり電話オフィスA(エース)等(別料金) |
| 回線 | インターネット回線は別途 | フレッツ 光ネクスト+固定IPのプロバイダ(別料金) |
| 新設工事費 | 15,400円(ビジネスポータルからの即時開通は条件付きで0円) | 16,500円(代行設定あり)、ほかに基本工事費 |
料金表に載っていない費用は?
クラウドPBXの料金表に月額が載っていても、通話料は別のページや見積書で示されることがあります。Arcstar Smart PBXの通話料はArcstar IP Voiceのページで確認する形式で、BIZTELの料金ページには国内固定電話への発信8円/3分、携帯電話への発信18円/1分(税抜)と書かれています。
番号にかかる費用も分かれています。BIZTELの料金ページでは、050番号の追加は初期500円・月額300円/番号、06などの地域番号の追加は初期3,000円〜・月額1,000円〜/番号、0ABJ番号の番号ポータビリティは初期3,000円〜・月額300円〜/番号(いずれも税抜、地域で異なる)です。Dialpadの料金ページには、0AB-J番号を使うDialpad Airが月額500円の基本料金で、通話料は別途と書かれています。
料金の改定時期も確認します。ひかりクラウドPBXの料金ページは2026年10月時点の情報とされ、2027年4月1日以降の申し込み分から工事費、2027年5月1日から一部のサービス料金が変わると告知されています。Arcstar Smart PBXは2025年10月に初期費用を改定しています。
相談先・申込先の選び方
クラウドPBXの見積もりは、課金単位の違うサービスを同じ物差しで比べるために、「利用する人数」「同時通話数」「使う番号(0AB-J番号か050番号か、何番号か)」「固定の電話機の台数」「利用期間」を書いた依頼文で取ります。今の番号を残すかどうかは費用と工期に影響するため、最初に伝えます。PBXの事業者と外線の事業者が別の構成では、両方の見積書を合わせた総額で判断します。ビジネスフォンや法人携帯との総額比較はビジネスフォン・クラウドPBX・法人携帯の比較、見積もりで聞く項目の整理は見積もり依頼で聞くべき項目が参考になります。
よくある質問
クラウドPBXに最低利用期間はある?
2026年10月21日に確認したArcstar Smart PBXとひかりクラウドPBXの料金ページには、最低利用期間の記載がありませんでした。最低利用期間と解約時の費用は、申込書や提供条件書、見積書で確認してください。
無料で試せるクラウドPBXはある?
Dialpadの料金ページには、050番号のDialpad for 050に開通から30日間の無料トライアルがあると書かれています。ひかりクラウドPBXの料金ページにも無料トライアルの案内があり、予告なく受付を終了する場合があるとされています。
出典(2026年10月21日確認)
料金・条件は改定されることがあります。申込前に各リンク先の最新の表示と、見積書・契約書面で確認してください。
同じ前提で比べると、違いを確かめやすいよ。